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Q & A

歯科矯正について

Q 矯正治療とはどのような治療ですか?
A 出っ歯、受け口、がちゃがちゃな歯並びなどの不正咬合をなおす治療です。歯に力をかけると歯が動くという性質を用い、歯に装置を付け少しづつ力をかけながら動かし、その人にとっての理想的な歯並びにします。その結果、歯磨きが容易になるため虫歯や歯周病の予防につながり、全身的な健康にも寄与し、さらに審美的にもきれいな口元や顔かたちに貢献します。
Q 矯正治療の目的は何ですか?
A 持って生まれた自分の歯で理想的なかみ合わせを作り、お口の中の健康(虫歯、歯周病の予防)や口元の審美的な改善が目的です。さらには『健康な身体』につなげる点にあります。良く咬める事は消化吸収を助けるだけでなく、食事をおいしく味わえ、唾液の分泌も促し、その結果、成長発育に寄与し、ガン、ぼけ、肩こりなどの予防にも関与していると言われています。できれば歯を失うことなく老年期まで、自分の歯で質の高い人生を送りたいものです。
Q 矯正治療にはどのような種類があるのでしょうか?
A 時期的な観点から見てみると、乳歯列の予防的な矯正治療、乳歯~永久歯の生え変わり期の治療、永久歯列の早期治療、成人矯正治療(老齢期まで)、部分的な治療、外科矯正(重度の受け口)などあります。当クリニックではご相談時に適切な治療開始時期や方法、疑問点などにつきましてもご説明いたします。
Q どんな方法がありますか?
A 3歳児の受け口をなおすムーシールドや、5歳から小学生中学年にかけての、取り外しのできる入れ歯のような床矯正装置、さらに永久歯に直接付ける固定式装置などがあります。それらは、個々人の不正咬合の状態によってその時期に最適なものを選択します。また、受け口や出っ歯の方には、アゴの骨の成長をコントロールする、夜間のみ使用する頭にかぶるチンチャップ、ヘッドギャーなどもあります。
小学生高学年から成人の方の治療には、一般的に歯の表面に『ブラケット』と呼ばれる小さな器具(金属製や、審美的な白、透明なもの)を接着し、そこに針金を通して、そのバネの力(弾性力)を利用して歯を動かす方法が精度も高く一般的です。以前は矯正と言えば歯の表面に金属のパーツを付けるため,口の中に金属が見え隠れしていましたが、現在はプラスチックやセラミック製のものや、外から見えないよう歯の裏側に付ける方法、透明なマウスピースを歯にはめる方法(クリアライナー)なども開発され、見栄えをさほど気にすること無く、矯正治療を受けることが出来るようになりました。
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歯並びについて

Q 歯並びが悪いとどんな不都合がありますか?
A 歯みがきが十分にできずに歯垢(細菌を含む汚れ)が残る事で、虫歯や歯周病にかかりやすくなるだけでなく、老人では誤嚥性肺炎の原因になったり、良く咬めないために消化吸収が阻害され健康へ悪影響を及ぼしか。さらに発音不明瞭や、外見的に人目を気にして人との交流が苦手になったりと、日常生活での不都合な要素にもなりかねません。また、かみ合わせが悪いと,アゴを動かす筋肉に負担をかけアゴが曲がったり、顎関節の痛みや肩こり、頭痛などを引き起こすこともあります。
Q 歯並びが悪くなる原因にはどのような事がありますか?
A 原因には大きく分けて遺伝的要素と環境的要素があります。歯の大きさや骨格は遺伝的な要素ですが、遺伝的な要素以外にも生活環境や癖などによっても影響を受けます。『片方の歯でばかり噛む、固いものは食べない』といった習慣や、鼻づまりなどで『口から呼吸』したり、『指しゃぶり』、『かみしめ』、『ほおづえ』などの癖によっても、歯やアゴの骨にいろいろな刺激や物理的な力が働き、顔のまがりや、がちゃがちゃ歯、八重歯、隙っ歯、出っ歯、受け口などの原因となります。
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『噛み合わせ』について

Q 良い噛み合わせのメリットはどんな事ですか。
A 噛み合わせがうまくできていると、食べ物が良く噛める事で胃腸の負担も減り効率の良い栄養摂取が健康増進につながります。歯磨きがしやすくなり歯周病やムシ歯にも罹りにくくなります。年をとっても自分の歯で食事がとれる事は認知症の予防や寿命の延長にもつながるといわれています。つまり『良い噛み合わせ』は子供だけでなく大人にとっても質の高い人生を送るためにとても有意義な事です。もちろん外見的にも口元や顔かたちの審美的改善がなされる事が多いので心理的にもメリットが大きいです。
Q 子供の噛み合わせはなぜ重要なのですか?
A 噛み合わせは、栄養摂取や脳の活性化に大きく影響しており健康的な成長発育に関係が深いからです。歯並びを整え噛み合わせを良くする事で『医食同源』の基礎を作ることは、健康で文化的にも質の高い人生を送るための小さい頃からの投資になります。成長中の子供たちにとって悪い芽は早くつまんであげる事が一番大切です。なぜなら、放っておくとさらに成長により悪い方へ変化してしまうためです。北欧では未来に向けて健康で豊かな生活が送れるように小さい頃から保険での矯正治療(残念ながら日本では保険適用外です)が受けられ、そのかわり大人になってからのムシ歯は自己責任なので自費で歯科医院にかかるという考え方が一般的なぐらいです。
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治療のタイミングについて

Q 治療に効果的な時期があるのですか?
A 歯並びの状態により効果的な時期が異なります。 まず始めに、3歳児健診で反対咬合と指摘された場合は、ムーシールドという装置で治療が可能です。
永久歯が生えてくる頃に、アゴが前後や左右にずれているもの、例えば、前歯が永久歯に生え変わって、上と下の前歯が反対に噛んでいる場合は早期に治すべきです。放置しておくと、成長により悪化します。前歯が生えるスペースが足りない場合や、八重歯、出っ歯などは、すべて永久歯に生え変わる前(小学3年前後)に治療を始めると、アゴの成長や歯の生え変りスペースを利用して永久歯を抜かないで治せる場合もありますので、歯並びが気になる方は、生え変り中の小学3年生頃までに相談なさると良いです。すべて生え変わって からでは、スペースが足りなく抜歯になるかもしれません。
出来れば社会人になる前の大学生ぐらいまでに治されるのが良いと思います。その後は、歯並びが気になった時が一番よい治療時期だといえるでしょう。年齢が若いほど歯が動きやすく安定しやすいからです。それにどうせ治すなら早い方が、きれいになった状態でその後の人生を過ごせるのですから、早い方が良いことはお分かりになると思います。
Q 子供の噛み合わせの治療はなぜ重要なですか?
A 子供は成長発育途中なので、早期に歯並びやアゴの骨の問題点を解決しておかないと、成長によりさらに悪化してしまいます。早めに悪い芽は摘んでおく事が重要になります。例えば、上と下の歯が反対に噛んでいる場合などです。受け口の場合は下顎の成長方向をコントロールし、正常な発育パターンに戻してやったり、アゴの骨を広げたりと骨格的にも治療が有効です。また、がちゃがちゃ歯や八重歯も小学3年生ぐらいから治療を始める事により、成長などを利用して歯を抜かなくても治せる場合もあるからです。
Q 大人も矯正治療ができますか?
A 矯正治療も年々進歩し、装置の開発も進んだ結果,治療の対象年齢も広がっています。現在、歯並びの治療は歯と歯茎、歯を支える骨(歯槽骨)が健康であればそう年齢に左右されず、60代の方でも可能になりました。ただし、ご自分で治そうという気持ちが大切だと思います。しっかりと歯磨きをしていただかないと治療は難しいです。『今からではもう遅い』などと思わず、思い切って相談される事も有意義だと思います。
Q 矯正治療を受ける前の定期的な健診は受けられますか?
A 歯並びが気になりだし、どうしたら良いのか分からない方は3ヶ月から半年に一回ぐらいの定期健診を受けられるのがよいと思います。そうすれば、治療の必要があれば、納得した最適な時期に、矯正治療が受けられるようになるでしょう。また定期健診時には歯並びだけでなく虫歯や歯磨きの状態についてもチェックしたしますので安心です。ご希望の方はお声がけしてください。
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治療期間について

Q 治療にはどれくらいの期間がかかるのでしょうか?
A 部分的に気になる所だけ治す場合は、症例にもよりますが1年ぐらいでしょう。
全体的に治す場合は一般的に永久歯に生え変わってから、歯の表側にマルチブラケット装置をつけて2年~3年ぐらいです。だいたい1年半前後とよく言われますが,年齢や不正咬合の状態や,歯の動きやすさによっても異なります。治療方法にもよりますが、1年で治したとしても後戻りしやすかったりする場合も多分にあります。スピードをとるか、後戻りしづらい安定した完璧な歯並びをとるかは個人の価値観にもよりますが、当クリニックでは、安定した完璧な歯列を目指しております。もちろんその中で、できるだけ早く治せる事を心がけております。しかし、遺伝的な反対咬合(受け口)では、土台となる下顎骨の成長が20歳ぐらいまで続く場合があるため、そのような症例では治療は長引きます。この下顎骨の成長は、『神のみぞ知る』という厄介もので、まれに外科矯正となる場合もあります。
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その他

Q 部分治療とは何ですか?
A 歯並び全体の治療でなく部分的に、例えば前歯だけをきれいにしたり、良いブリッジを作るために奥歯だけなどを部分的に治療するものです。ただし噛み合わせの状態によっては部分矯正だけでは解決できない場合があります。
Q ムーシルドとは何ですか?
A A3歳頃からの受け口を早期に治すことができる装置で、夜、お口の中に入れるだけのものです。適応症にはとても有効です。3歳時健診で反対咬合や交差咬合と指摘された方はご相談ください。ただし遺伝的な反対咬合では治療が長引く事があります。
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