どのような方法がありますか?
3歳児からの受け口を治すムーシールドや、5歳ごろから小学生にかけての取り外しのできる入れ歯のような床矯正装置やブロック状の装置、歯列の裏側に太い針金を装着して歯列を拡大したり、歯の放出スペースを確保また歯を動かす固定装置、そして最終的に永久歯の表面に接着性レジンで接着するマルチブラケット装置などがあります。
又、歯ではなく土台の顎の骨の成長をコントロールし受け口や出っ歯を治すチンキャップやヘッドギアなどの装置もあります。小学生高学年から成人の方の仕上げの治療にはオーソドックスな歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな器具(金属製、プラスチック製、セラミック製審美的ブラケット)を接着し、そこにワイヤーを通して、その弾性力を利用して歯を動かす方法が一番精度高く、矯正歯科では一般的に用いられています。
その固定源にスクリュー状のインプラントを用いた治療も行われています。また歯の裏側にブラケットを付ける方法や透明なマウスピースを歯列にはめる方法(クリアライナー、非適応症あり)なども開発され、見栄えをさほど気にすること無く矯正治療を受けることができるようになりました。